先日同行していた同僚が、「なんだこれ?」と奇声をあげた虫です。
ハエ目ムシヒキアブ科の
アシナガムシヒキでした。
体長も20mmとムシヒキアブ科では大型でさらに著しく長い6本の足が本種の特徴です。図鑑によるとハチ類を好んで補食するとありますが、今回はホソヘリカメムシを補食していました。まさに補食のシーンです。
前足一本のみでぶら下がり、他の足で獲物をしっかりと抱え、鋭い口吻でブスリッて音が聞こえそうでした。かなり近寄ってもこちらを気にすることもなく獲物の一番柔らかい場所(腹部)から体液を吸汁しています。カメムシも補食の対象なら、農作物の害虫であり大発生するアオクサカメムシやチャバネアオカメムシなども補食してくれないかなとふと思いましたが、彼らにも好みはあるのかもしれません。そうそう、このアシナガムシヒキは出現時期が春期に限られていますので、いまの時期だけしか見ることができません。
『ポチ』っと押していただけると嬉しいです。√(^^)現在26位!→ ←5位!