さて、先週の日曜日に撮影したストック画像もこれで最後になります。
最後を飾ってくれるのはもちろんカメムシです。
しかし、この日は成虫カメムシを見ることができず、ようやく見つけたのがこのムネアカアワフキの幼虫の巣です。
幼虫はサクラやウメ、スモモ、シャリンバイなどに寄生し、初齢仔虫は新しい枝で吸汁発泡を行い、泡巣をつくる。1両日後、泡巣の片側が石灰化をはじめ、これが管状に成長し、初期石灰巣になる。などなどととても面白い生態をしているのです。今年はこのムネアカアワフキを含むアワフキムシを徹底的に調べてみたいと思っています。
第1弾としてこのムネアカアワフキは庭の桜に移動して自宅で飼育。
4月上旬にはあこがれのタケウチトゲアワフキの成虫を採集に行く。
フィールドで見かけた泡巣は極力持ち帰り、飼育。
日本には50種を超えるアワフキムシの仲間がいるようです。
今年は鹿児島にしか生息していないと言われている幻のアワフキムシも探し出す予定です。
こうやって予定を立てているときは楽しいですね。