2007年,鹿児島県では3種のチョウの初記録がでました。
(1)アカシジミ,(2)クロマダラソテツシジミ,(3)ホリイコシジミ。
偶然にも3種ともシジミチョウです。私が採集したのは(2)のみです。
(1)と(3)はともに1頭のみの採集のようです。
(1)は北方系のチョウ。もちろん南限記録でもあります。
(2)は南方系のチョウで,爆発的な発生を繰り返し,大晦日を目前とした本日も各地で確認例が聞かれています。
(3)も南方系のチョウで,九州本土でも初記録です。小さいシジミチョウの中でも最も小さい種の一つで,前翅長が9mmしかありません。普通種のヤマトシジミが13mmですから,かなり小さく感じます。
チョウ類はかなり調査されていて,図鑑や本がたくさん出ていますが,まだまだ分からないことばかりです。
さて,来年はどんな虫たちのと出会いがあるのでしょう。