共著「昆虫の図鑑」の改訂版の話が昨年末にあがり,急遽図版の見直しが余儀なくされました。
私の担当だったその他のムシ,いわゆる雑虫ページはハチ,ハエ,カメムシなどマイナーな種群であるが,種数が膨大で絞りきれなかった所である。今回ももがきながらもよりよいモノに改訂できればと思っています。
その中でもカメムシ類は充実させていきたい分野です。
今回は県立博物館の標本でハネナシアメンボを見せていただきました。
画像は標本箱のガラス越しなので見えづらいです。
一見,ナミアメンボの幼体にも見えますが,これで成体です。
足と躰のバランスがちょっと違います。
鹿児島県内では1カ所でしか見つかっていません。
もうすこし調査の必要がありますが,新しく増やす種の候補にあげています。
もう一種アメンボでエサキアメンボも出版後に見つかっています。
この2種をアメンボ科では増やそうと思っています。
エサキは標本もあるので今度UPします。