とある公園のサルスベリにツノロウムシが付いていた。
これでも歴とした昆虫である。カイガラムシの仲間で,半翅目(カメムシ目)です。
ツノロウムシ Ceroplastes ceriferus (Fabricius, 1798)
躰はロウのようで無理矢理はがすと腹部は赤色をしています。
幹や枝に張り付き,吸汁します。ほとんど動きませんので,そこで糞をすると,周囲の葉や枝が黒ずみ,スス病になってしまいます。これが集団でたかっている木も見られますが,天敵である寄生蜂が多く,枯れるほど被害に遭う樹木は少ないらしいです。