奄美の林道沿いにはクサギというクマツヅラ科の植物が多い。
触ると確かに臭い。
そのクサギを餌としているので,クサギカメムシ自体も臭い。
日本全国に分布しており,成虫越冬。
晩秋には民家の軒先などに集まる習性があり,悪臭被害がおこるらしいが
私はまだ越冬状態を観察したことがない。
今回は灯火採集時に飛来してきた。
クサギカメムシ Halyomorpha picus (Fabricius, 1794)
臭いと分かっていてもカメムシだから,奄美大島産のは持っていないからという理由で
採集する。瓶の蓋を開けたときの臭いはなかなかのもの。
でも,これは人間に対してだけなのかも知れない。
鳥にはほとんど関係ないらしく,捕食されているようだ。
では,何のために臭いのか。またカメムシに聞いてみないと分からないが
簡単には教えてくれないな~